第4章、グレーゾーンの住人たち
「一回話したことがある」「一回一緒に作業をしたことがある」そんな人間が、自分のいる空間にいてくれること、増えていくことは、ほんとうに呼吸のしやすいことなのだなあ
山田ズーニーさんは、白黒はっきりした友人関係だけはなく、知っているけどあまり親しくはないグレーゾーンの住人がたくさんいることが「生きやすい」のではないかと言っている。
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他の章より、短いが「いじめ」「体罰」の問題など解決するために必要なことはグレーゾーンの住人かもしれないと思った。
読者の感想メールで、同じ場所を共有しているけどまったく知らない関係を「顔見知りのブラックゾーン」と読んでいたが、「グレーゾーンの住民」を増やすことを子どもたちに教える必要があるのではないだろうか。
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- 作者: 山田ズーニー
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/08/18
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