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お金に愛される生き方

 はてなブログで「村上さんのところ」という村上春樹に質問・相談できる企画をやっていましたが、覚えのあるQ&Aに答えてくれるサイトといえば、私にとっては邱永漢さんです。

 現在、通勤時間を使って下記のQ&Aを読んでいます。

 死去されてから何年か立ちますが、「金儲けの神様」の本を読みました。

お金に愛される生き方 (学びやぶっく)

お金に愛される生き方 (学びやぶっく)

 

  お金持ちになる気構えやお金を貯める要領などが章ごとに同じようなことを何度もいろいろな形で解説されているため、人によっては嫌になるかもしれません。ですが、良い一冊だと思いました。

 貯蓄と株式はやっていますが、不動産にもいつか手を出さなければと考えていた矢先に下記のような言葉を見つけたのは良い出会いだったと思います。

お金を渡しただけで何一つ頭を使わないできまったお金がもらえる経済行為は、利殖のうちには入らない。せいぜいそれは利鞘を稼ぐ程度のことで、お金があまって使いように困っているときは別だが、長期的には財テクの対象ではない。(P.66)

財産づくりのために、株をとびこえて、いきなり不動産から着手することはいくらでも考えられることだが、不動産を無視してお金づくりにいそしむことは、ほとんど考えられないのである。したがって自分の住む家は貸家でとおすことができたとしても、お金と縁があるようになりたいと考える人は、ほかに不動産を手に入れる方法を考えるのでなければ、けっして一人前とはいえない。 (P.114)

第一は貯蓄、第二は株式投資、第三は不動産投資と、もう一度、原則に立ち戻らなければならなくなる。まだ貯蓄の少ない時は、株式投資で財産づくりをすればよいし、人によっては投資だけで一生、何不自由しないですむ人もある。しかし、少しばかりお金がふえてきたら、多分、不動産は避けて通れない。(P.123・124)